信州牛のトモ三角。
当店では上ロースとしてお召上がりいただいています。モモ肉の一部なのですが、この部位とランプ肉の一部のイチボはモモ肉らしからぬ濃厚な風味と軟らかい歯ざわりを併せ持ちます。
しかし、モモ全体の2%ぐらいしでかないので希少です。
今年も信州牛の選りすぐりが入荷中です。
ご来店をお待ちしております。
飼養頭数の少ない飯山みゆきポークも先週末ようやく出荷されました。
初荷の検品をしましたが、今年もやはり高品質。
軟らかく豚肉の風味の立つ肉質はとんかつに最適です。
みゆきポークのしゃぶしゃぶも人気が出てきたようです。国産牛と一緒にしやぶしゃぶするのも、リーズナブルでしかもたくさん食べられます。
お試しください。
画像は近頃流行の和牛のミスジです。
こんなことを書いても、理解できるのはお肉屋さんだけだと思いますが、牛肉マニアの方々に、特選素材を扱うお店が使う牛肉用語の解説をしてみます。
ミスジ:ウデ肉(シャクシ)に一部。精肉店では歩留まりが落ちるのでここまで分割しませんが、磨き上げることにより肩ロースのザブトンと同等の評価をしています。
関西では刺身材として重宝されているようです。
肩ロースと同等ということは、味が良いばかりではなく色・歯ざわりも優れている部位だと思います。
厚く切っても中心のスジを取れば大丈夫です。通常の厚さであればスジをつけたままでスライスします。
美味しいですよ。
ミスジ。
私はどちらかというと、牛肉オタクです。商売以上にお肉の美しさが判断基準になってしまうことが、ときどきあります。
牛肉の仕入れに迷いが発生すると、仕事そのものの調子が悪くなったりします。
例えば、妥協して「まぁこんなもんでいいか」という牛肉の仕入れを行うと、私自身の精神状態がちょっと不安定になり、仕事が楽しくありません。
自分の意識の状態が違うと、こんなに仕事というものは効率が悪くなるのか、と思うことが度々あります。
そうならぬよう、日々是反省の毎日。
良い牛肉にめぐり合えた時は、逆にやる気満々。
野沢菜です。
いい色に漬かってきました。食べ頃です。
すき焼と野沢菜の相性の良さは何年たっても不変です。
すき焼独特のの甘さと脂の味を切り、舌をリセットしてくれる効果があります。
そして、またお肉が一層美味しく食べられます。
うなぎ料理もそうですが、単調な味の料理にはやはり漬物は欠かせません。
野沢菜は季節物です。
お早目のご来店をお待ちしております。