厳選した国産信州牛すきやき、しゃぶしゃぶ、焼肉の宗石亭[長野県須坂市]

ギュウブロ

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2008年03月07日
豚肉の見極め方

世界中の穀物相場が高騰しています。
トウモロコシを燃料に加工する、なんていうバチあたりな人々のおかげで市場の混乱は当分収まりそうもありません。
国内の畜産も厳しい場面になってきました。
末端の卸・小売価格も長期的には上昇せざるを得ないでしょう。

グチを言っていても始まりません。
お買い物の際に、同じご予算で少しでも良いお買い物をしていただけるように、美味しいお肉の見極め方をご伝授いたします。
銘柄を問わず、美味しいお肉は「しっかり色の出た肉」が基本です。
これは畜産用語で一般的ではありませんので、わかりやすく解釈すると、たっぷりご飯を食べ大人になって成長の止まったお肉、と申し上げれば良いでしょうか。


20080305-1.jpg

画像のように、赤身の部分と脂身の部分の境界がハッキリしているのが、成熟の証です。
こうなってくると、いわゆる「霜降状態」の前段階。
日本人は特に軟らかい肉を好むので、長年蓄積されてきた技術の表れです。
余談ですが、いま流行のイベリコ豚もしっかり色が出ています。

20080305-2.jpg

この画像とは逆に赤身の部分が白に近いピンク色の肉は、見た目は良くても味が薄く、硬い肉質に感じると思います。
赤身の部分からたくさん水分が滲み出ているものもアウト。乾いた感じに見えるのが、保水力のある旨みの逃げないお肉です。
私の見た目では、スーパーにもたくさん美味しそうなお肉が並んでます。
みなさんも眼力を鍛え、良いお買い物をしてください。