2009年11月21日
日式焼肉
先週、中国の大連から団体のお客様をお迎えしました。
中国本土でも「日式焼肉」即ち日本風の焼肉が静かなブームだと承知していましたので、信州の田舎にもアジアの風を感じました。
もともと焼肉は韓国由来の牛肉料理ですが、日本人の口に合うように相当アレンジされています。
まず精肉方法が違います。牛肉をマグロのごとく大トロから赤身、さらに歯ざわりまで細かく仕分けしてメニューに載せるという芸の細かさは日本独自のものです。
この精肉方法は日本の和牛文化の発展とともに、知識と経験が積み重なって今日に至った、まさに日式の精肉です。
それと焼肉のタレの味の繊細さも、本家韓国に比べ日式はバラエティーに富んでいます。
タレに和食の素材を使用したりしているのも、ラーメンと相通ずるものがあり、やはり日本人は「改善」を得意とする民族なのだと思いました。