ある日、すき焼・しゃぶしゃぶの専門店を経営していたヲタクは、焼肉もメニューに加えようと思いました。
仕入れと精肉技術には自信があったので、経営的には問題なかったのですが、焼肉のタレとサイドメニューは和食系のすき焼店にはレシピがあるはずも無く、ほぼ独学で学ばなくてなりません。
有名店を訪れてはタレの味を覚えて帰り、試作するわけですが、悲しいかな意志の弱いヲタクは生ビールなども同時に摂取してしまうため、記憶が不確かになってしまい、納得のいくものはなかなかできません。
相当な数のお店を試食させて頂いて、気がついたのは胡麻油とニンニクの香りの強烈さです。
焼肉は「食った気がする」パンチの強い味が好まれるようだと思いました。
しかし、信州牛の風味にこだわるヲタクとしましては、少々味が濃すぎるとも感じました。
そして試行錯誤の日々。
胡麻油も探してみると、様々な銘柄がありました。
胡麻油は試飲しても、美味しさはわかるのですが、タレに対しての付加価値まではわかりません。
タレを作っては食べ、また作っては食べ。ほぼ修行に近い毎日。
結論は、胡麻油を二種類、使い分けることにしました。
牛肉には生搾り。かどや純白 http://www.kadoya.com/junpaku0610/index.html
ホルモンには少し深煎りの銀印。
画像はニンニクスープです。
生搾りの胡麻油とニンニクと長ネギでシンプルに仕上げました。
じっくり加熱してあるので、ニンニクで胸焼けしませんよ。
最近はスーパーでも生搾りの胡麻油が販売されています。
バージンオリーブオイルに負けない、美味しくて体に良い油です。